僕はビジネス書を読むのが大好きなのですが、最近気づいたことがあります。
それは、ただの啓発本的なビジネス書よりも実際に経営されてきた経営者の考え方について書いてある本を読む方が断然参考になるということです。
なぜか?
答えはシンプルに
きれいごとだけじゃないから
です。
Contents
アフィリエイター目線で270億円手に入れた物語を紹介
「無名の男がたった7年で 270億円手に入れた物語」とはりらくる創業者・竹之内教博社長が書いた本になります。
無名の男がたった7年で 270億円手に入れた物語
たくさんの経営者やビジネスマンが既に読んでいると思われますが、
これがアフィリエイターにもめちゃくちゃ参考になるので、
どのような部分が参考になるかアフィリエイター目線で紹介していきたいと思います。
徹底的にパクる
ビジネスで大切なのは成功しているものを真似ること
まず、この「270億円手に入れた物語」の中で1番印象的だったのが成功しているものを真似る、つまりパクることです。
世の中にある大半のビジネスは何かの真似であり、
逆に今、この世に存在しないビジネスは
誰もやったことがないから存在しないのではなく
既に誰かがやって失敗したから残らなかった可能性が高いと竹之内社長は言います。
アフィリエイトの場合
アフィリエイトでも儲かるジャンルや記事構成は徹底的に真似ることをおすすめしています。
儲かるジャンル
儲かるジャンルの調べ方は色々とあるのですが、
ASPの管理画面で人気ジャンルがわかるので、これが1番簡単な方法になります。
こういった人気ランキングとして紹介されているジャンルから「ジャンル名+関連キーワード」や「案件名+口コミ」といったキーワードで実際に検索してみて1ページ目にアフィリエイトサイトがいるかチェックします。
アフィリエイトサイトかどうかを調べるには、掲載されている案件へのリンク先がASPになっているかどうかでわかることが多いですが、
このチェックによってアフィリエイトサイトが多いジャンルは儲かる可能性が高いです。
最近は企業サイトがアフィリエイトに参戦してきているので
ドメインが「co.jp」やサーバーや企業サイトのサブドメインになってないかどうかもチェックするようにしてみてください。
ライバルチェックの仕方は趣旨がずれてしまうので、
今後詳しくご紹介したいと思います。
記事構成
記事構成も徹底的に真似ます。
ここで重要なのは構成を真似るということであり、内容を真似るということではないです。
これも実際に儲かるキーワードで検索して、上位サイトから見出しを真似るようにします。
見出しと言えどもコピペはNGですし、当然、文章は自分の言葉で書くようにします。
そしてライバルよりちょっとだけ上を行く
Googleなど検索エンジンの評価は相対的なのでライバルよりもちょっとだけ上を目指せばOKです。
評価対象はこれだけではありませんが、真似できるところはガンガン真似していってください。
自分で考えるから失敗する
「今、存在しないビジネスは誰かがやって失敗したから残らなかった」という話がありましたが、
これはアフィリエイトでも同じで、自分で考えるから失敗してしまいます。
ありがちな勘違いとして代表的なのは、
「ライバルのいないキーワードを探そう!」
と言ってライバルがいない、もしくは少ないキーワードを必死で探してしまうことです。
もし、そのようなキーワードがあったとしても、
実際に稼いでいたらそのうちバレます。
なぜなら・・・
ここは公表できないので詳しくはメルマガでご紹介したいと思いますが、
真似した方が早いですし圧倒的に儲かる確率が高くなるので、
天才以外は自分で考えず真似することをおすすめします。
初めから多店舗展開
りらくるは1つの店舗がうまくいったから横展開したのではなく、初めから多店舗展開を考えていたようです。
なぜ多店舗展開?
なぜ多店舗展開なのか?というと「参入障壁が低いから」というシンプルな理由でした。
パクって成功したんだから、パクられる。
だからそれを防ぐためにシェアを取る必要があり、そのための多店舗展開だと言います。
アフィリエイトの場合
この多店舗展開はアフィリエイトで言えばサイト量産と同じになります。
量産には2つのタイプがあります。
-
・横展開
・縦展開
横展開
横展開とはジャンルを変えて量産することです。
例えば
-
・シェアリングエコノミー
・野菜宅配
・ダイエットサプリ
といったジャンルごとに横展開していく方法。
縦展開
縦展開とは同じジャンルでキーワードを変えて量産する方法になります。
-
・野菜宅配 おすすめ
・野菜宅配 一人暮らし
・野菜宅配 お試し
といった形で同じジャンルで切り口を変えてどんどん記事を作っていく方法。
同じジャンルで独占する
横展開と縦展開、どちらがおすすめか?というのは条件によって変わってくるのですが、
まずは1つのジャンルで結果を出すことに集中し、
結果が出てきたら「A」というキーワードで独占。
BでもCでもDでもキーワードを狙っていく縦展開をしていき、
ある程度まで来たらリスクヘッジのために別ジャンルで横展開というのをおすすめします。
ここで懸念が生まれる
まずは1つのジャンルで・・というとこのような懸念が生まれると思います。
「そのジャンルがアプデで被弾したら?」
これは被弾したらその時に考えればOKです。
ビジネスであればトラブルがないほうがおかしいので、
トラブルが起こる可能性は常に考えておくべきですが、
現段階で稼げているジャンルを被弾するかもしれないからと言って避けるのは超もったいないです。
逆に被弾しなかったら超損失。
絶対にどこかでリスクを取った方がいいです。
そして良い状態がずっと続くと思わない方がいいです。
だから初めは縦展開で量産。
そして横展開でリスクヘッジしておくべきです。
小さく始める
スモールスタート
どんなビジネスも初めは小さく始めることが重要。
「簡単に言えばお金を書けない」ということになりますが、
これはアフィリエイトをやる上でも完全に同意です。
アフィリエイトの場合
アフィリエイトの場合のスモールスタートとは、
-
・いきなり外注化しない
・いきなり高い中古ドメイン買わない
ということが挙げられると思います。
僕もそうですが、人間にはどうしても「できるだけ楽して稼ぎたい」という感情があります。
でも外注化を楽するためと考えてしまうとうまくいかないことが多いですし、
結果が出ない状態での外注化ほど危険なものはないと思っています。
なぜ危険か?
外注化は固定費になるからです。
しかも人間が関わってくるので、ある日突然やめたというわけにもいかず、精神衛生的にもよくありません。
そして中古ドメインは確率的には高ければ高いほど効果も比例すると思われていますが、
実際には使ってみないとわかりません^^;
ですからよっぽど予算に余裕がある人を除けば、いきなり高い中古ドメインを買うことはおすすめ出来ません。
やりがちなのは設備投資ですね。
パソコン関係だったり、デスクやチェアー、ラックなど
気合を入れるために揃えたくなる気持ちもわかりますが、
ぶっちゃけ安いノートPC1つで全く問題ありません。
とにかく、
外注化も高い中古ドメインも設備投資も必要ありませんので、
小さくスタートしてみてください。
何を売りたいか?ではなく何が売れてるか?
自分が何を売りたいかを考えるのは既に間違い
ビジネスをスタートさせようとすると、ほとんどの人が自分が何を売りたのか?ということから考えてしまうそうですが、
大切なのは何を売りたいか?ではなく、何が売れてるか?だと言います。
アフィリエイトの場合
アフィリエイトの場合でも全く同じです。
僕は音楽が大好きなのですが、アフィリエイトを始めたばかりの頃は「大好きな音楽のアフィリエイトをしたい」と思って毎日何記事も書きましたが、1円にもなりませんでした。
反対に僕は太らない体質なのでダイエットには興味ありませんでしたが、「ダイエットが売れる」と聞いて試しに記事を書いたところ、
あっという間に報酬が上がりました。
あなたの興味はどうでもいい
僕が音楽関連が売りたいからと言って売れるジャンルに飛び込まなかったら今はないと思っています。
あなたの興味はどうでもいいんです。
売れてるジャンルに飛び込むべきです。
僕の場合
アフィリエイトで稼げるようになって報酬は1億円を超えたわけですが、
SEOで1億行くまでのメインジャンルは4つでした。
そして 4つのうち、かろうじて興味があったのは1つだけです。
あとは「売れてるからやる」という理由で稼ぎながら勉強しました。
ちなみに、
何が売れているか?が重要になるのは、
ジャンルだけでなく商品も同じになります。
セラピスト確保のための仕組み化
セラピスト不足で取りこぼし
りらくるではセラピストが不足してお客さんを取りこぼしてしまうということに悩んでいた時期があったそうです。
セラピスト1人1人の仕事量には限界があるため、その限界以上のお客さんが来た場合には売り上げを取りこぼしているということになります。
経験者の確保は難しいので未経験者を採用
それまで、りらくるのセラピストは経験者だけだったということなのですが、店舗とお客さんが増えたことによって経験者のセラピストの確保が難しくなってしまいました。
そこで考えたのが未経験者セラピストの採用です。
未経験者セラピストには施術を覚えてもらうしかありませんが
プロに相談したところ、未経験者を教えるまでには2ヶ月以上かかると言われたということ。
なら、自分が教えるしかない
2ヶ月以上では長すぎる。
なら、自分が教えるしかないと、
なんと竹之内さん、3日でマスターすることを決意。
そのために、いくつもの手の形があるなかで手の形を1つに絞ったということ。
未経験者に教える
竹之内さんが未経験者に施術を教える上で
一番難しかったのは手の形をキープすることだったそうですが、
その解決法として手の形を簡単に作れる特殊な器具を使ったということ。
大切なのは誰でもできるように仕組み化することなんですね。
アフィリエイトの場合
仕組み化=外注化
アフィリエイトの場合、仕組み化とはシンプルに外注化になるかと思います。
外注化する際に大事なのは、まず自分がやること。
もちろん、やるだけでなく稼ぐことが大事です。
自分がやってから行動を分解
次に自分がやっている行動を1つずつ分解して、
-
・ひな形を作る
・マニュアルを作る
・動画を作る
・レスポンスをもらう
といったことを繰り返してブラッシュアップしていきます。
これだけ見ても外注化はかなり大変な印象を受けるかもしれませんが、
それ以上に仕組み化によるメリットの方が大きくなってきます。
外注費を10分の1にするために未経験者を募集する
僕の場合、メルマガ読者さんに外注化を指導させていただくために
外注費を徹底的に安くする必要がありました。
今時、外注費は1記事3,000円以上というのが珍しくありませんが、これを10分の1である「300円」にできないか?と考えました。
そのためには経験者ではなく未経験者を募集する必要があります。
経験者は相場を知っているので300円という金額では応募してこないからです。
そこで、ライティング未経験どころかWordPress自体初めてという方を募集しましたが、
それでもマニュアルがあればなんとかなるようになりました。
10割ではなく8割を求める
多店舗展開のために割り切る
竹之内社長は多店舗展開するためのコツとして1店舗で10割を目指すのではなく、8割でいいと割り切ることが大切だと言います。
アフィリエイトの場合
8割でタネをまく
アフィリエイトの場合も10割を目指すのではなく、
8割の状態でとにかく世に出す=アップすることが大事だと思っています。
というのも、
どれが飛び出してくる(芽を出して来る)かわからないからです。
ですから、とにかく8割状態でタネをまいておくのが肝心です。
ペラサイト量産時
ペラサイトと言って1枚ものペラページのサイトを量産する手法がありますが、
僕がこの手法を実践したときには100サイトを8割でまきました。
そのうち芽が出たのはたったの3つほどでした。
でもその3つで月100万円超えてくるようになりました。
たとえば10割で10サイトしか作れなかったら1円にもなってなかったかもしれません。
これはペラサイトだけでなく、どのようなアフィリエイトノウハウでも同じです。
ですからまず8割でアップ。
芽が出たきたら芽が出てきたものだけを10割になるように目指してあげることをおすすめします。
真似できない成功もある
見極めが大事
成功しているものをパクることは大事なのですが、
その成功は実力によるものか?ブランドによるものか?
この見極めが大事だと言います。
そして、
実力であれば真似できますが、
ブランドによる成功なら真似できない
と言います。
与沢翼さんがいい例
与沢翼さんのYouTubeメンバーシップをやめた理由という動画があります。
参考:与沢翼氏のYouTubeメンバーシップを解約した【たった1つ】の理由
あの動画で言いたかったのはまさにこのことなんです。
与沢翼さんが成功されているビジネスは複数ありますが、
YouTubeに関しては、
与沢翼さんが死に物狂いで築き上げたブランド力によって成功していると思っています。
ですから、与沢翼さんが動画をアップするたびに一定の割合で、
「表情が優しくなりましたね」
「ずいぶん痩せましたね」
といった動画と関係ないコメントが入りますが、
これは与沢翼さんがメディアに登場していた過去を知っている方からのコメントです。
要は、良い意味でも悪い意味でも過去に築き上げたブランドがあり、それが今、ものすごく良い方向に作用している。
あれは真似できないですし、
安易に真似しようとすると大きな怪我をすると思います。
アフィリエイトの場合
ブランドで成功している例
アフィリエイトの場合、ブランドで成功している例を出しますと次のようなものが挙げられます。
-
・大手企業
・大手企業のサブドメイン
・権威ある施設からの有料リンク
こういったものに勝つには資金力勝負になるのでおすすめできません。
最近ではSNSでの影響力が強いインフルエンサーもブランドで成功している例になるかもしれません。
この場合は真似できないこともないかもしれませんが時間がかかりますし、本音と建前の駆け引きが難しいので人によっては向いてないかもしれません。
実力で成功している例
反対に実力で成功している例は運営者が個人でバックもついてないケースです。
個人かどうかを調べるのは大抵の場合、「運営者情報」か「ドメイン」を見ればわかります。
運営者が数十名以上社員がいる会社じゃないか?
ドメインがco.jpや企業のサブドメインじゃないか?
これらの条件をクリアできたら、
徹底的に調査して真似できるところはないか?
つまり徹底的にパクって、プラスアルファを追加していくという形になります。
経費削減への考え方
オフィスのレンタルウォーターサーバー
経費として固定費が発生しているものの中には思考停止状態で「必要なもの」と勘違いしているものも多いです。
ですから、自発的に
-
・本当に必要か?
・これによって何が生まれる?
と問いかけて客観的に考えてみるのが大事なようです。
そして何かを決定する際には感情論や机上の空論ではなく、
実験を取り入れることがよくあると竹之内社長は言います。
アフィリエイトの場合
月額数万円する共起語ツール
アフィリエイトの場合での経費削減といえば、あると便利でないと不便だと思われる「ツール」をどう考えるか?というのがテーマになることが多いです。
たとえばブラックSEOからホワイトSEOに移行する際に、
便利なツールとして月数万円する共起語ツールというものがありました。
ツール自体、大変良くできていて便利だと思っていたのですが、
どうしても共起語ツールだけでは不完全なため、QAサイトで悩みを深堀りする必要があったんです。
ですが、いつものようにQAサイトを深堀りして記事を作成していた時にふと気づいたのは
「結局QAサイトが必要ならツールいらなくね?」
ということでした。
そこで試しにツール使わずに記事を複数投稿してみたところ、
普通に上がることを確認しました。
さらに、度重なるGoogleのアプデによって共起語ツールでの需要網羅だけの問題じゃなくなってきたということもあって、ツールを解約しました。
ツール自体は素晴らしいですし、便利ですし、時短になります。
でも僕には必要ない。
このことによって経費削減だけでなく頭を使って解決するということを覚えました。
確かにツールって便利ですし早いんですが、
頭を使ったほうがずっと使えますし、経験値がたまったりトラブル解決していくぶん、宝になると感じています。
【経験者は語る】ほとんどのツールは使えなくなる
10年以上のアフィリエイト経験で感じているのは、
ほとんどのツールはいずれ使えなくなるので自分の頭で考えた方がいいということです。
お金を使えなければ自分で考えるようになります。
経費が削減できるだけでなく、経験値が溜まっていくので、
生きた知恵・ずっと使える知恵になり、
ビジネスの仕方によってはさらにレバレッジをかけることも可能です。
まとめ
という感じで、アフィリエイター目線で「270億円手に入れた物語」をご紹介してきましたが、
ここまで直でアフィリエイトに使えるノウハウ満載なビジネス本というのも珍しいなと感じているのでぜひ、アフィリエイターに読んでいただきたいと思います。
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